鹿児島県森林ボランティア連絡会
宮崎視察報告 文責:二宮信
鹿児島県森林ボランティア連絡会は毎年、今回のような視察を兼ねた研修を行われているそうです。
現地視察にご協力をいただきました水源の森づくりをすすめる市民の会の倉爪会長、前原事務局長の用意周到の準備のおかげで、参加した皆さんもわくわくの森IIIを興味を持って見ておられたと思います。ありがとうございました。
これから簡単ですが、視察と意見交換の会の模様を報告します。
◆平成30年9月3日(月)13時10分からわくわくの森III(綾町・水源の森づくりをすすめる市民の会フィールド)視察
わくわくの森では、前原さんより平成23年3月に植樹をして7年目ながら、すでに森になっているという感想を述べられた方がいました。実際、すでに枝も張り、下草も夏の盛りといえども少ないようでした。
また、森のコンサートを実施するということを聞かれて、森の魅力と音楽の魅力を合わせたいい企画だという方もいました。
◆14:10 ~ 14:40 意見交換:綾ユネスコエコパークセンター
「鹿児島県森林ボランティア連絡会」:19名
みやざき森づくりボランティア協議会:5名(倉爪、前原、二宮、児玉、村上)
宮崎県緑化推進機構:1名 是枝
わずか30分という時間の中で、鹿児島県との意見交換会を開催しました。
主に今回現地を視察した水源の森づくりをすすめる市民の会への質問が多くありました。高齢化の問題について前原さんが課題として抱えていることを述べると、鹿児島の塩川さんから事業をしない団体はいちおうに高齢化していく。自分の団体は事業としても森林の活用をしているので、若い人材がいることを述べられました。この団体はチェンソーでの作業や木工を主として独自の作業班が事業としての作業をしているということでした。森づくりに関してはイベントごとに参加してもらって行っているということでした。
鹿児島県では森の学校として平成20年からみどりの基金による事業が行われているそうです。今年は14人の参加(女性含む)で行われ、年度ごとに組織を作るというパターンがあるとのこと。
宮崎からはMFV会の児玉さんから2004年に会を立ち上げたが、その引き金になったのが、県の後継者育成講座だったということを述べられました。現在、もう一度そのような講座を県に要請しているところだということを話されました。
次の予定地の西米良村に向かうためにわずかな時間しか取れず、本格的な意見交換はできませんでしたが、鹿児島県の団体の意欲的な姿勢に刺激を受けました。
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